継続は力なり

あの頃知っていたかった…借入れ以外の資金繰り方法

私自身、はじめは個人事業主として開業しました。
当初は売上もなく、手元の現金にも余裕がない状態からのスタートでした。
広告を打ってPRしたい気持ちはあっても、資金が足りず、DM配信ひとつ踏み出せない。ようやく売上が立ちはじめても、入金されるのは早くて1か月後。手元に現金がない中で、もどかしさばかりが募っていきました。

借入れは家族との約束でNG。法人成りした今も、資金に余裕があるわけではなく、法人を維持するだけで精一杯という時期もあります。
「ここでお金があればPRできるのに」「早く入金されればもっと動けるのに」と思ったことは何度もありました。

今回は、今後の営業活動や投資のタイミングを逃さないためにも、資金繰りをしやすくする方法のひとつとして、借入れをしない資金確保の手段をまとめました。
資金が自由になるタイミングを整えておくことで、「今やりたい」と思ったときにすぐ動ける。そのための準備として、こうした選択肢を知っておく価値はあると感じています。

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現金を“前倒し”で確保する選択肢┃ファクタリングという方法

事業をしていると、「入金はあるのに現金がない」状態に直面することがあります。
たとえば、請求書を発行してから実際に入金されるまでのタイムラグ。
この間にも、携帯代などの通信費といった固定費の支払いは発生します。

さらに、「ここで広告を出したい」「DMを配信したい」と思っても、資金面の不安から踏み出せずに終わることも少なくありません。
そんなときの選択肢のひとつが、売上を前倒しで現金化する“ファクタリング”という仕組みです。

借入れとは異なり、売掛金をもとにした資金確保なので、審査や心理的ハードルも比較的低めです。

ファクタリングとは?借入れとの違い

ファクタリングとは、未入金の請求書や注文書(=売掛金)をファクタリング会社に買い取ってもらい、売上の入金を前倒しで受け取る仕組みです。
本来は「仕事を終えたあとにお金が入る」ものですが、ファクタリングではそのお金をもらう権利ごと売って、早めに現金を得ることができます。

借入れとは違って返済義務や利息がなく、保証人や担保も不要。
与信審査も通常の融資よりは比較的やわらかい傾向です。

「請求書はあるのに手元にお金がない」「入金を待っている間に広告を打ちたい」など、今すぐ動きたいけれど資金が足りないときの選択肢として考えられる方法です。

ファクタリングサービスとその特徴

現金が必要になる場面はあっても、「借入れはなるべく避けたい」と考える人は少なくありません。
私自身も、家族との約束で借入れは避けていて、資金繰りに不安を感じる場面がこれまでに何度もありました。 そうした中で知ったのが、「売上を前倒しでもらう」「支払いを後ろ倒しにする」といった、借入れ以外の手段です。
もしもの時のために、ファクタリングサービスの気になるところをまとめてみました。

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個人事業主 開業直後 Web完結 少額対応 即日対応 注文書対応
◎ ※フリーランス・個人事業主のみ ◎ ※1万円~ ×
◎ ※法人NG × ※10万円~ ×
△ ※金額記載なし ×
× △ ※金額記載なし ×

サービスごとに、対象者や対応スピード、申し込み条件などは少しずつ違いがあります。
条件が合えば、借入れを避けながら現金を確保する手段として検討できるかもしれません。

私自身、特に開業直後は短時間の単発相談が多く、まとまった売掛金がなかなか発生しませんでした。
少額から対応してもらえるサービスは、そういった開業初期にこそ魅力的ではないでしょうか。

また、Web完結という点は、育児や介護と両立を考えている方にとっても便利だと思います。

「もしも」に備えて選択肢として持っておくのもアリだと思います。

支払いを“後ろ倒し”にする選択肢┃カード払いを活用する

売上の入金が先でも、支払いは待ってくれない。
そんな時に思うのは、「せめて翌月払いにできたら、動きやすいのに」ということです。 ファクタリングが売上を前に引っ張る手段なら、請求書のカード決済サービスは、実際の出金を後ろ倒しする仕組み
本来なら銀行振込で現金を動かすところを、カードで決済することで、手元にある現金をそのまま残すことができます。

請求書のカード払いとは?借入れとの違い

請求書のカード払いとは、本来は現金で支払うはずの請求額の全部または一部を、クレジットカードで決済する仕組みです。
通常のクレジットでの支払いと同じで、実際に現金が動くのはカード会社の引き落とし日になります。
引き落とし日までは、手元に資金を残したまま支払いを済ませることができるのです。

借入れと違い、融資を受けるわけではなく、支払い方法が変わるというイメージが近いかもしれません。
これまで代引きで払っていたネットショッピングの代金を、クレジットカード決済に変える、というのが近いと思います。

もちろんカード会社への支払いや手数料は発生しますが、売上の入金より前に請求書の支払い期限があるような場面では、使い勝手がよさそうです。

カード払いサービスとその特徴

請求書の支払いをクレジットカードで行えるサービスはいくつかありますが、その中でも私が気になった特徴が異なる2つを取り上げます。 ひとつは即日対応や高額決済に強いサービス、もうひとつは支払いタイミングを最大限後ろにできるサービスです。 どちらも借入れをせずに現金を手元に残す手段として、検討候補になると感じました。
支払期限や資金繰りの状況によって、よりベターな方を選択するのが良いのではないでしょうか。

ラボルのカード払い|高額決済・即日対応に強い

  • オンライン完結。必要なのは請求書とクレジットカードのみ

  • 最短60分で送金。土日祝でも対応可能

  • 最大5枚までのカード併用が可能で、高額決済にも対応しやすい

  • 送金額の下限:1万円

  • 上限:クレジットカードの利用可能枠まで

  • 手数料:Visa・Mastercard®は3%、JCBは3.5%

  • 初期費用やその他の手数料は一切不要

こうして特徴を書いてみると、売り上げが立ち始めた初期ほど重宝するサービスではないかな、と思います。 フリーランス・個人事業主向けを謳っているのも門戸が開かれている感じです。

マネーフォワードケッサイ|支払いタイミングを延ばしたいときに

  • 株式会社マネーフォワードの100%子会社がサービスを提供

  • 外注費や雑費なども対象で、対応範囲が広め

  • 決済手数料は1回の支払い額の2.7%

有名なマネーフォワードのグループということで、安心感は抜群だと思います。
マネーフォワードを使っている方なら、検討の価値はあるかもしれません。

まとめ

開業当初、私は広告を打ちたくても現金が足りず、動けなかった経験があります。
少しでも早く入金されれば、あるいは支払いをもう少し後にできれば、と思った場面は一度や二度ではありません。

私は現在は法人成りしていますが、役員報酬や通信費などの支払い、役員借入金の返済などで余剰はあまりない状況で、事業のPRに回す資金は少ないというのが現状です。
ファクタリングやカード払いの仕組みは、私のような状況でも使える手段のひとつだと感じています。

今はもう、資金の準備=借入れではなく、それ以外にも、現金の動かし方には工夫の余地があります。
すぐに使う予定がなくても、こうした方法があると知っているだけで、判断の幅が広がるのではないでしょうか。

  • この記事を書いた人

MeCAN

一生会社員だと信じて疑わなかったのに育休中に必要に迫られて起業した一児の母┃会社員時代と変わらない生活維持をすることが目標のひとり社長┃事業は会社員時代と同じ事をやっている知識業┃キラキラしてるだけが起業じゃない

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